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未来を予測する方法

July 13, 2017

7/12のクラスでは練習の始めにあえてテーマを知らせず、テーマの理解度を探るハーフコートの「6対1パス回し」からこっそりとスタート。スペースや人数差があるのでボール保持側が圧倒的に有利ですが、ワンタッチ制限があるために攻守のバランスがさほど偏ることはありません。むしろ連続してパスをつなぎ、ボールを保持し続けるには何らかの工夫が必要になります。

 

 

ここで必要な「工夫」というのが、この日のテーマだった「次のプレーを予測すること」です。例えば先ほどのパス回し、すぐ隣への横パスを同じ方向に続けているとリズムが単調になり、守備者も狙いを定めやすくなります。その流れを変えるために、ふたり先や対面の味方に速くて長めのパスを通した直後の場面――。

 

受け手はワンタッチでボールをつながなければなりませんが、自分へのパススピードが速いので考える時間は一瞬…いや、ほとんどないと言ってよいかもしれません。そんなとき「次のプレーを予測」できていないと、コースは十分にあるにも関わらず、パスをミスしたりワンタッチで出せないことが少なくないのです。

 

この問題(パスミス)を実行レベルで診ると、原因はボールを受ける前のポジショニングや身体の向きが十分でないことですが、ここで言う「十分でない」とは「次のプレー(出したいパス)にとって最適ではなかった」ということであり、これを下図のような枠組みで捉えると、「次(オンザボール)の実行を予測して今(オフザボール)の実行(に至る認知・判断)を行なえなかった」と言い表せるかもしれません。

 

 

 一般的に守備者というのは、ボールという明確な目的に対して能動的にアクションしやすい状況ですが、攻撃側は(特に数的優位にあるような場合)よほど意識していないとボールホルダーに依存して、その他大勢は受け身になりやすいもの。本来は守備側のアクションによって周囲の状況も刻々と変化するので、それを新たな情報として認知・判断し、次の実行(具体的にはポジションの取り直し)によって有利な状況をつくり続けなければなりませんが、そのとき必要なスキルがボールを受けた(ボールホルダーになった)後のプレーの『予測』だと思うのです。

 

 

ちなみに「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」とは、“パーソナルコンピューターの父”と称される計算機科学者アラン・ケイ氏(photo by Marcin Wichary)の言葉ですが、これをサッカーの文脈に置き換えると「次のプレーを予測する最善の方法は、(自分で)それを創ることだ」と言えるでしょう。この言葉が示唆するのは、一見ボールホルダーに委ねられているように見えるサッカーの攻撃が、実はボールを持っていない選手の『予測』、すなわち「次のプレーを自分で創る」という意思やイメージにかかっているということなのかもしれません。フィールド上でそんなふうに選手が予測を始めたら、彼らはきっと自分たちで動き続け、コーチの指示など必要としなくなるのでしょう。

 

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